茶舎 觀壽(みこと)について
茶舎 觀壽の思い
お茶を介してゆとりの時間を創る。
ゆとりの時間とは、自分のための時間であり、
自分の周りを観る時間だと思います。
彩りある生活はちょっとしたゆとりの時間から、
小さな積み重ねが大きな心の糧へと。
そんなきっかけをご提供したい。
それが茶舎 觀壽の思いです。
お茶選び
茶葉をお預かりしてお客様へ繋ぐ仕事をする者として
最も重要な仕事はお茶選び。
日本・台湾全土にお茶は無数にあります。
ご縁いただいた生産地を訪ね生産者にお会いし
お茶作りへの信念やお人柄の良さを知るところから始まり
かつ、最も大切なこととして
その信念や栽培法、製茶法が実を結び
美味しさとなって表れているお茶を
厳選し、取り揃えています。
試飲は、急須とテイスティングカップ
この二種の方法で。
1.煎が利く
(一度の茶葉で複数回にわたって淹れられる)
2.「香り」と「余韻」(後味)があり、それが美しい
3.味わいバランスが良い
これらを確認しながら行います。
店主について
~お茶との出会い~
お茶との出会いは、姉に影響を受けて飲み始めた紅茶から。
興味は次第に烏龍茶や日本茶にも広がりました。
~日本茶との出会い~
以前からのアルバイト先でもあった日本茶の会社に就職。
お客様と接する日々の中、お茶の持つ魅力を改めて感じ、
日本茶の可能性について考え始める。
~台湾茶との出会い~
初めての台湾旅行で高校生の頃から気になっていた台湾茶のお店へ。
一度目の旅行では会いたかった沈先生とは会えず、
二度目の旅行の二度目の訪問で
初めて話す機会に恵まれました。
いずれは自分で店を持ちたいと思いつつ勤めながらお茶を知り学ぶ日々。
京都は黄檗山萬福寺の全国煎茶道大会に招かれる先生の手伝いをする中
台湾茶修行のご縁をいただきました。
結婚後すぐでしたが、開業を決意した上、夫婦そろって退職。
13ヶ月の台湾生活では、沈先生の下で毎日お茶を飲み、
お茶と人との関係について学ぶ機会に恵まれ、
自分も、お茶を介してゆとりある生活を
多くの方に提案したいと強く感じました。
また、台湾茶好きのお客様への接客を通じた貴重な出会いとともに
産地、お茶屋、お茶会の場でも、日本茶との共通点や相違点に気付きました。
~開業~
帰国後も毎日様々なお茶を味わう中で
日本茶の面白さを改めて感じます。
お茶屋を開業するにあたり選ばせて頂いたのは石川県金沢。
つい百年と少し前までは日本で四番目の都市であり
芸能文化だけでなく、抹茶文化や独自の棒茶文化を育んできた場所。
この魅力に誘われて最適の地を探すこと2年半。
この度、茶屋街である主計町に近い彦三町にご縁をいただき
鏡花の道・浅野川ほとりに、2016年11月、開業致しました。